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昔にあった顆粒状正麩糊・・・やっぱりないかな? anchor.png

Tag: 材料

10年ぐらい前までは、簡単に手に入れることができた顆粒状の正麩糊。

あちこち探していますがなかなか手に入れることができません。

成分が同じということで、粉末状のものを使っていたのですが、炊き上がりの状態が明らかに違うのです。
ネットで検索していたところ、興味深いページを見つけました。

  • studio a –Weblog– しょうふ糊

    「生麩糊」では「なまふ」でお麩になってしまうので「正麩糊」と書きましょうと、私の先生もことあるごとにおっしゃっている。

    しかし最近読んだ、川上行蔵という農学博士の「つれづれ日本食物史」第三巻の、「麩と生麩と漿粉(正麩)」という項に面白い記述があった。

    このようにして小麦粉からグルテンを採集した残りが漿粉であったが、グルテンとは実は麩の別名であって、グルテンは麩素ともよばれているのであった。その麩素を採集した残り滓の漿粉に近ごろ「正麩」の名を付けて呼ぶとは言語道断の話だと思う。それでなくても麩の関係の名称は混乱していて困っている。漿粉に正麩の別名を付けることは早急に中止してもらいたい。漿粉は麩の類ではない。澱粉である。

"漿粉" と書いて「しょうふ」製法からすると、しょうふのりは漿粉糊と書くのが正しいようです。なるほど。

ところで、このブログ主さんは、"日本画の画材店で購入する" と言われている。画材店を当たってみよう。

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結果、この近辺では手に入らない模様 anchor.png

この近辺の日本画材店に尋ねてみましたが、粉末のものはありますが顆粒のものはありませんでした。

では、麩を製造している麩屋さんに聞いてみたら何か分かるかも。ということで、数件の老舗の麩屋さんに尋ねてみましたが、そもそもグルテンを仕入れているということで、仕入先も工場生産しているので澱粉については分からないとのことでした。

残念です。とりあえず、粉末のものを使うことにしますが、引き続いて探してみようと思います。

このページをご覧になられた方で、「知ってるよ」という方がお見えになりましたら、ぜひお知らせください。よろしくお願い致します。


 

軸棒作り anchor.png

Tag: 作業
farm7.static.flickr.com_6196485969_72f6f348ce.jpg

掛け軸の軸棒を作ります。

掛け軸が仕上がった状態で外に見える部分=軸先を軸棒に取り付けて段差を削って平らに仕上げます。

軸先には穴があり、その凹に合わせて軸棒を凸に削り差し込んで接着します。

接着には昔は膠を使っていましたが現在では接着剤を使うことが多いようです。


 

掛軸の仕上げ作業 anchor.png

Tag: 作業
farm7.static.flickr.com_5986034001_4979409a9f.jpg

天気は続いているけど、若干湿度が高めなので、除湿機とエアコンを連続稼働して湿度を下げての仕上作業。

今年は、天候が安定せずなかなか予定通りに進みません。


 

裂積もり(取り合わせ) anchor.png

Tag: 作業
farm6.static.flickr.com_5875539399_df745e270e.jpg

裂積り(きれづもり)は、作品に実際に裂地をあてがい、完成をイメージして最適な取り合わせを選択していきます。


 

上花塗り(漆艶出し)の額 anchor.png

Tag: 額装

上花は深みのある艶が特徴です, 5850968242_43e2463138_b.jpg
上花は深みのある艶が特徴です

塗り物の額において、漆塗りというと通常は艶消しになりますが、上花塗り*1といって艶出し仕上げにする塗り方があります。

艶のある分、艶消しに仕上げるより作業上の粗が目立ちやすく、綺麗に仕上げるには熟練した技が必要になります。

写真では、なかなかすべてをお伝えできないですが、その塗りの深みは本当に美しく重厚で気品のある輝きがあります。



*1 地方により様々な呼び方があるかも知れません。

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