表具師のブログ by 表装工房 季庵
超不定期なBlog
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最近書いたブログ
掛軸表装での打ち刷毛を使用した作業「総裏」
掛軸表装で使う道具「打ち刷毛」どのように使うか言葉で説明してもなかなかしっかりと伝わらないので動画にしてみました。
裏打ちに使用する和紙は「宇陀紙」といって、奈良県の吉野産の手漉き和紙です。
丈が約1尺(30cm)しかないので、伝統的なこの「宇陀紙」を使用している掛け軸は、1尺毎に継ぎ目があるものです。
一枚目の裏打ちの肌裏、二枚目〜三枚目の増し裏も同様に手漉きの和紙は丈が短く(大きくても二尺(約60cm)ぐらい)、多くの場合継ぎ目があります。
継ぎ目が多いほどよいということはありませんが、どこに継ぎ目があるかを観察することで、その掛け軸に使用されている和紙の良し悪しが分かります。
新元号「令和」の裏打ち無料キャンペーン
本日、「平成」の次の元号が「令和」と発表されました。
そこで今回、新元号「令和」の裏打ち無料キャンペーンを行うことに致しました。
半紙サイズの書道用紙に「令和」と書かれた作品の裏打ちを31名様(各1点)を無料でさせて頂きます。
ご自身で書くもよし、お子様が書かれた習字とかもよし、裏打ちする事で額などに収めた時にすっきりと飾ることができ、よい記念になると思います。
以下の要項をご覧になりご応募いただけましたら幸いです。
このキャンペーンの締切は 平成31年4月30日 午後 11時59分 とします。31名を超えるご応募があった場合は、厳正に抽選させて頂きます。
当選された方には、令和元年5月7日以降に、メールアドレス宛にご連絡を差し上げます。
- 用紙は、書道用用紙の半紙サイズ(243×333mm)以内とすること
- 墨液またはそれに準ずるもので書いたもの(水分で滲むものや筆ペンは裏打ちで滲むため不可)
- 作品は、当工房へ持ち込み、または郵送または宅急便で送っていただくこと
- 当キャンペーンの裏打ちに使用する紙は、純白鳥の子紙または機械漉き和紙となり、手漉き和紙をご希望される方は、別途料金として300円が必要になること
- 作品の画像・映像を個人情報が含まれない範囲で、当サイトおよびインスタグラムなどのSNS上で公開することに了解いただけること
- 返送時は、丸めて筒に入れ普通郵便で送りますので、返信用切手220円分*2を作品に同封していただくこと
- 作業時や配送時に万が一、作品が傷んだ場合、当工房は一切責任を負わないことに同意していただくこと
以上の要項を了承いただき、ご希望される方は問い合わせフォームより、お名前、連絡先メールアドレスと「令和裏打ちキャンペーン希望」と書いて送信してください。
みなさまのご応募を楽しみにお待ち致しております。
折れ止め - 掛け軸は一度折れるとそこから傷みます
掛け軸は一度折れると、そこから傷みが加速度的に進行します。
再表装の際には、折れた箇所がまた折れないように、折れ止めという作業が不可欠です。
折れ止めは、
2mm程度に細切りにした和紙を折れ目に沿って裏から貼っていきます。根気と集中力がいる作業になりますが、仕上がり巻いたときに折れないとその努力が報われ嬉しくなります。
at 12:12 pm
森美術館LOVE展 寺岡政美氏の動画インタビュー
当工房で作品の表装をさせて頂いているハワイ在住の現代浮世絵画家の寺岡政美氏の森美術館LOVE展の時の動画インタビューです。
雑誌 Pen (ペン) 2013年 8/1号 [日本美術をめぐる旅。] にもインタビュー記事が載っています。
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